この週末に大阪へ「トーテム」を観に行ってきました。
個人的な好みもありますし、
シルク・ドゥ・ソレイユの全てのショーが素晴らしいとは言いませんが、
この「トーテム」は何度観ても楽しめています。
特に曲は聴けば聴くほど好きになっていくという感じです。
カエル役には日本人の友人二人も出演しているので、
写真はバックステージで一緒に撮ってもらった時のものです。
さてこの「トーテム」を含めたシルク・ドゥ・ソレイユのショーに関して、
どの席で観たらいいのか?
ということをよく聞かれていました。
なので少し、
出演者側の視点も交えながら書きすすめてみたいと思います。
もしあなたが、そのショー、もしくはシルク・ドゥ・ソレイユを観るのが初めてで、
特に希望する席が思いつかず、
何度も見る予定がないのであれば、
おススメするのは、真ん中ブロックの真ん中の列です。
日本のテント公演でいえば、Dブロック10列目あたりです。
正面で全体を見ることができ、ステージとの距離も遠すぎず、
ステージの照明の美しさもきちんと見ることができるので、
一番観やすい席だと思います。
実際にシルク・ドゥ・ソレイユ内でも一番いい席とされているので、
ディレクター(舞台監督)がショーをチェックする時に座っていることも多いです。
また、列の真ん中あたりは通路になっている部分があるので、
目の前の席の圧迫感もありませんし、
アーティストやミュージシャンがその通路を通ることもあるので、身近に見ることもあります。
その列の前後数列であれば、距離感的にはあまり変わらないので、
真ん中を中心に考えて席を選ぶのもいいと思います。
アーティストがステージからまず正面を向いたときの視線も、
大体そのあたりを見ることが多いです。
もちろんこれは個人的な意見ですので、ショーを観ることが好きで、
どの席で観たいのか自分の好みが分かっているのであれば、
その席を選ぶのがベストです。
もしあなたが、シルク・ドゥ・ソレイユのショーを何度か観ていて、
あるいは同じショーをもう一度観たいと思った時に、
次のような席を選ぶと、違った楽しみ方ができます。
一番前の席
ステージとの距離が一番近いので、迫力が断然違います。
アーティストの筋肉の動きや表情、呼吸など、
細かいところまで見ることができます。
デメリットはステージ上の照明がほとんど見えなくなるのと、
エアリアル系の演目では見上げるような形になるので首が疲れるかもしれません。
しかし、一番近いところで観る魅力の方がきっと勝ることでしょう。
演目での振り付けや動きの中には、ステージの端まで来ることもあるので、
そのブロックや座席を狙えば、自分の方に来てくれたという感覚を味わえます。
実際にスキッピングアクトの中でステージの端に滑っていく場面がありましたが、
まさにピンポイントでその席の方へ向かっていきましたから。
一番前の席含め、その後数列に意識して視線を送っていました。
真横の席
正面からでは分かりづらい奥行きのある演目の動きは、
横からだと分かりやすいです。
例えば空中ブランコなどの前後に動くものを横から見る、といった感じです。
ステージに出てくる様子も見ることができるので、
正面からでは見ることのできないシーンも見ることができます。
ショーによっては、ステージ上の様々なところで出来事が起きているので、
いろいろな席で観ることで新しい発見をすることもあります。
演目それぞれにより楽しめる場所もありますし、
ステージが移動することや、回転することもあり、
アーティストが動き回ることもあるので、
上記のような席を選ばなかったとしても、
自分の好みの席を探し当てるのも楽しいかもしれませんね。
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