組織がまとまるたった一つの方法

2016年10月6日木曜日

シルク・ドゥ・ソレイユ

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組織がまとまるたった一つの方法、

それは、「組織が目指す絶対的な方針が明確である」ということです。



自分が所属していたショー(キダム)では、

アーティスト、スタッフ合わせて約90人が働いていました。

国際的な組織なので人の入れ替わりはあっても、

平均して20カ国からの出身の人が集まっていました。

人種も宗教も国籍も、多くの違いがある人が集まって、

どうしてまとまっていられたのか。

それは、やるべきことが決まっているからだと思います。



「毎回最高のショーを観客に届けること」



これを達成するために各々が自分には何ができるのか、

役割がはっきりと分かっているので、

その一点に向かってまとまっていると感じていました。



裏方や事務方のスタッフもまた、

それぞれの仕事において、

自分の役割をしっかりと果たしているので、

毎回安心してステージに立つことができていたのです。



組織としての利点はここにあると思います。

自分一人ではできないことができるようになること。

だから全部を一人でやらずに済み、自分がやるべきことに集中していられたのです。



自分のやりたいことでやるべきことをしっかりとやっていれば、

とても働きやすい職場でした。



そして得られる結果(最高のショーを観客に届けられたかどうか)は、

組織の誰に対しても平等であったこと。

個人には個人の、チームにはチームの、組織には組織の、会社には会社の、

それぞれの方針があると思います。

それを同じ目標に向かって一つの方向に持っていく(まとめる)ことができれば、

力は集約され、大きなことができるのではないかと思います。



これがシルク・ドゥ・ソレイユという会社で働いていたときに感じたことの一つです。



人種も宗教も生まれも国も、

職種も専門もバックグラウンドも違っていたとしても、

個々がそれぞれの役割をしっかりと果たし、

組織が機能しているという事、

これが組織としてとても大切なことであると思います。



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(ごきげんビジネス出版)

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